日本災害医学会は、災害時の医療に携わる医師、看護師、救急隊員ほか各職種の個人や研究者、災害医療や防災業務に携わる組織などが参加する学会です。
学会概要
設立
- 1995年(平成7年)5月
日本集団災害医療研究会として発足 設立趣意書
- 2000年2月
「日本集団災害医学会」と改称(第5回総会より)
- 2010年4月
一般社団法人に移行
- 2018年1月
「日本集団災害医学会」から「日本災害医学会」へと改称
代表理事
本間 正人(鳥取大学医学部救急・災害医学分野)
事務局
〒162-0801 東京都新宿区山吹町358-5 アカデミーセンター
TEL:03-6824-9396 FAX:03-5227-8631
会員数(2025年1月1日現在)
個人会員 5,124名、学生会員 659名、名誉会員13名、功労会員21名
会員
- 個人会員:医療従事者、救急隊員などの災害時の医療に関わる職種の研究者、災害、防災関係の職種の研究者およびその他の職種に従事する研究者で、第2条の目的に賛同し、所定の個人会員会費を納めた者
- 組織会員:消防機関、行政機関などの災害医療あるいは防災業務に関わる組織で、第2条の目的に賛同し、その活動を援助する団体または個人で、所定の組織会員会費を納めた組織
- 賛助会員:本会の趣旨に賛同し、所定の賛助会員会費を納めた者
- 名誉会員:本会の発展に功労のあった者で、理事会で推薦され、総会で承認された者
日本集団災害医療研究会設立趣意書
新緑の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
この2、3年の日本をみますと、北海道南西沖地震災害、中華航空機墜落炎上事故、阪神淡路大震災、東京地下鉄サリン事件と様々な災害が発生しております。これらを通じて、災害時の救急医療体制、病院の脆弱性、医療通信網、患者搬送システムなど多くの緊急に解決すべき問題が浮き彫りにされました。しかし、残念ながら現在の日本には、災害医学・災害医療に焦点を当てた研究会は存在いたしません。これらの問題を統括的に解決するため、医療従事者はもとより、消防関係者、防災行政関係者、防災研究者などの多領域の研究者が集結し、国内はもとより国際災害にも目を向けた、災害医学・災害医療に関する研究会の発足が急務との声が増幅したのは当然と申せます。この度、これを具現化するために災害医学研究者有志が鶴首協議した結果、日本集団災害医療研究会を発足させることに相成りました。
災害医療に興味をお持ちの関係者の皆様に一人でも多く本会に参画していただきたく、災害医学・災害医療の発展に寄与下さいますように切望するしだいです。
平成7年5月18日
日本集団災害医療研究会
代表発起人 太田 宗夫、大塚 敏文
金子 正光、山本 保博