第5回日本集団災害医学会
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抄録(一般演題1-24,25-56),シンポジウム,パネルディスカッション,緊急報告(臨界事故),特別講演
ご挨拶
第5回日本集団災害医学会の開催にあたり,国立病院東京災害医療センターの救命救急センターが担当をさせていただくこととなり,スタッフ一同大変光栄に存じております。会を開催するに当たり多くの会員の皆様から貴重なご意見を賜りましたこと深く感謝致します。
阪神淡路大震災を契機として発足した日本集団災害医療研究会は,計画,準備,訓練のキーワードから医療に初めて危機管理の概念を導入しました。また会員の皆様は可能な限り,災害に即し,率先して緊急医療活動に参加し,その経験を発表いただき,貴重な体験を共有させて頂きました。さらなる会の発展を期して歴代会長をはじめ,太田宗夫理事長,各理事,評議員の皆様のご努力は研究会を学会組織に発展させました。開催にあたり理事長から頂きました命題は,研究会の活溌な討論の伝統を残しつつ,学会として一層,内容の充実を図りなさいとのことでありました。少しでも理事長の意に添うように心がけたいと思います。
開催地の立川市は都心から離れ,会員の皆様に大変ご足労をかけることになりますが,一方では多くの災害対応機関が集結した防災基地です。この機会に防災基地の特徴を生かした会にしたく,特別講演の主題を選択しました。また本会は20世紀の締めくくりであり,過去5年間の災害医療の総括の意義もあります。その意味からシンポジュウム,パネル等の主題を選択させていただき準備を進めました。
皆様の活溌なご討議により実りある会ができましたら幸いと考えております。
宜しくご協力のほどお願い申しあげます。
2000年2月
第5回日本集団災害医学会
会 長 辺見 弘